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2008年09月03日

ちょいテク02:セル画風オブジェ

さてさて今回は、セル画風の表示について説明します。

こんなオブジェを見たことある方いると思いますが、

アニメのセル画のように輪郭が付いている状態。アバターなどでもありますね。

実はこれ、ちょいテク01で使った技と同じ系統のテクニックで実現できるのです。

まずは球体で試作してみましょう。

球体を2個用意します。片方は少し大きめにして、その大きい方を中空95%にします。
パスカットをいじって中を見えるようにしておきます。

次に、外側だけに透明テクスチャーを貼り、内側はブランクで色は黒にします。


そしたらパスカット戻して閉じた球体にし、手を加えてない球体とリンクします。

先にリンクするのは、二つの球を同じ座標で重ねるので、すっぽり覆われている内側の球体だけを
選択するのが手間な為です。

「リンク部位を編集」にチェックを入れ、同じ座標に移動します。これで完成^^

ちょっとこれは輪郭線が太いですね、外側の球体(輪郭線用)をちょこっとずつ小さくします。

程よく(?)なりました。

仕掛けはこうです。

赤線がカメラと、カメラに写っている面です。
水色で示した面は、透明テクスチャーでカメラには写りません。
黄緑で示した面は黒の面ですが、カメラに向いているのは裏面なので、表示されません。
ピンクの線の視線(カメラ)が輪郭の表示になります。
つまり、水色と黄緑の面を通過し、内側の球体にもぶつからず、外の球体の内面に正面から到達。
この面が構成する球が、内側の球体よりも大きいので、囲うような輪郭線が実現できるのです。

同じ要領で立方体でも出来ます。

立方体の場合は筒状に開いてしまうので、2プリムで6面を覆います。
縦横の拡大比率が同じではないのでちょっと注意。筒状のため、筒の部分は内側のサイズで調整しますが、
開いてる部分はサイズの数値がそのままです。(筒としての厚みが無いため)

スカルプトでも出来ます。同じ形状で、表面と裏面を入れ替えなければいけないため大変ですが。


ちょっとラフっぽい雰囲気^^

アバター用パーツならまだしも、設置するオブジェクトとしては、ちょっとプリム消費が多くなって辛いところですが、
一風変った表現で、面白い演出が出来るのではないでしょうか?

他の欠点としては、プリム集合体なので(しかもすっぽり覆われている)、組んでしまった後、形状の変更が
面倒なところ。
輪郭線のない状態であらかじめ完成させておき、複写して、それを輪郭用に加工するのがいいかと思います。

以上、ちょいテクでした~






  

Posted by KATASE at 04:55Comments(0)ちょいテク